こんにちは!ひろとです。
社会人歴10年以上、これまでに4回の転職活動を経験してきたサラリーマンです!
今回はそんな私の経験をもとに、「転職活動で成果を出すために必要な準備」についてお話しします。
転職活動に「再現性」はあるのか?
「転職って結局、運やタイミングじゃないの?」
そう思う人も多いかもしれません。確かに、タイミングや求人状況の影響もゼロではありません。
ですが私は、事前の準備次第で、誰でも一定の成果を出しやすくなる=再現性があると思っています。
ではその「再現性を高める方法」とは何か?
結論から言うと、自分の人生を棚卸しして、自分自身を深く理解することです。
人生の棚卸しってどうやるの?
棚卸しといっても難しいことはありません。
やることはシンプルに2つです。
ステップ① これまでのエピソードを書き出す
物心ついた頃から現在までの間で、記憶に残っているエピソードを書き出します。
大小は問いません。
「あのとき頑張った」「すごく悩んだ」などなんでもOKです。
書くのは「ノートに書く」、「マインドマップを使う」、「Excelで時系列に並べる」など自分がまとめやすい方法で問題ありません。
- 時系列でノートやExcelにまとめる
- マインドマップを使って「経験」と「気づき」を可視化する
- エピソードごとに「行動・思考・感情」をセットで書く
基本的に自分しか見ないので、自分の頭の中が整理できるような形であれば、どのような方法でも大丈夫です。ちなみに私は、ノートに手書きでまとめました。
ステップ② その時の感情を言語化する
自分はなぜそのときにそういう行動をとったのか?
また、そのときどういう感情だったのか?
何を大切にしていたか、どんな考え方をしていたのかを掘り下げます。
これをそれぞれのエピソードの横に付け加えていきます。
見えてくる「自分の軸」と「ターニングポイント」
この作業をしていくと、自分がどんな判断基準で物事を選び、どんなことに価値を置いて生きてきたのかが見えてきます。
私の場合、幼少期(小学校ぐらいまで)で自分の基盤となる性格が見えてきました。
自分の性格の原型はありましたが、そこから成長する過程で変わった部分もありました。
その変化のタイミングや背景を追っていくことで、自分にとってのターニングポイントが見えてきました。
これは、面接で自分を語る上でも非常に役立つ材料になります。
なぜ棚卸しが転職活動に必要なのか?
転職は、現職の不満や限界を乗り越え、新たな環境で自分らしく働くための手段です。
でもその前に、自分がどんな人間なのか、自分の強みや価値観は何なのかを知らなければ、「自分を売り込む」ことはできません。
自己理解が浅いまま転職活動を始めると、転職サイトのテンプレートのような「ありきたりな志望動機」「よくある自己PR」になってしまいます。
しかし、採用担当者は日々多くの求職者と面接をする”プロ”です。
ありきたりな受け答えでは印象に残らず、選考を突破するのは難しくなります。
自分だけの強みは過去の経験にしかない
だからこそ、「自分の過去」を掘り下げることが大切なのです。
今までの経験から導き出されたエピソードは、あなたにしか語れないオリジナルストーリーです。
それこそが、他の求職者との差別化=再現性の高い自己アピールになります。
負の感情にも向き合うことがカギ
この作業は時にしんどいです。
特に「失敗」「後悔」「つらかったこと」など、あまり思い出したくない記憶にも触れなければなりません。
でも、そういった経験こそ、あなたの”価値観”や”行動の癖”を形成している大事な材料になります。
「どんな壁にぶつかったのか」「そこからどう乗り越えたか」は、面接で話せる武器にもなります。
準備がすべてを決める
転職活動も仕事と同じで、準備が8割と言われています。
棚卸しをしておくと、履歴書や職務経歴書の内容が自然と整理され、短時間で書類が仕上がるようになります。
結果的に面接の受け答えにも一貫性が生まれ、自信を持って臨めるようになります。
まとめ:急がば回れ。転職前に「自分を深く知る」時間を
「急がば回れ」ということわざがあるように、早く転職がしたいときこそ、一度立ち止まって自分自身を見つめ直す時間を持つことが大切です。
時間はかかりますが、この棚卸しができているかどうかで、転職活動の成功率は大きく変わってきます。
自分を理解し、自分の言葉で語れるようになったとき、あなたの魅力はきっと採用担当者に届くはずです。
もしこの記事が、転職活動に悩んでいる誰かのヒントになれば嬉しいです。