こんにちは!ひろとです。
転職活動中、面接で志望動機や転職理由を伝えると、面接官から自社の取り組みについて詳しく紹介してもらえることがあります。
求人票には書かれてない”内部の情報”や”これから始める予定の制度”を聞くと、「この会社、良いかも!」と気持ちが高まることもあるでしょう。
しかしーー
その話、どこまで信用できますか?
今回は、面接で語られる「未来の話」に振り回されず、後悔しない転職をするための注意点をお伝えします。
未来の話は”まだ存在していないもの”と考える
結論から言えば、「これから導入予定」「今後展開予定」などの話は、あくまで”未定”です。
例えば、こんな言葉を聞いたことはありませんか?

今は制度が整っていないけど、〇〇さんが入社する頃には整っていますよ

海外展開も視野に入れていて、海外志望の〇〇さんにピッタリだと思っています
……これらはすべて、”今は存在しないもの”です。
未来は変わります。会社の方針だって、状況次第で簡単に変わります。
特に中小企業では、経営判断が現場にすぐ影響するため、こうした話が実現しないことも珍しくありません。
なぜ企業は未来の話をするのか?
それは、企業も人材確保に必死だからです。
深刻な人手不足の中、多少「まだ準備中」のことでも、求職者の志望動機に合うなら話に出してきます。
言ってしまえば、面接官の「セールストーク」の一種です。
だからこそ、私たち受ける側も冷静でいる必要があるのです。
じゃあ、そう言われたらどうすればいい?
「これから制度ができる予定」と言われたときの対処法は、その制度が”あなたの転職理由にどれほど重要か”を見極めることです。
どうしても実現していて欲しいなら → 「すでに導入済みの会社」を探すべきです。
優先順位がそこまで高くないなら → 入社後に変化があるかも、と割り切って進めるのもアリです。
注意点として、新しい制度はスタートしてもすぐに軌道に乗るとは限りません。
定着するまでに半年〜1年以上かかることもあり、その途中で「やっぱり見送ります」と撤回される可能性すらあります。
転職成功の鍵は「実績のある環境」を選ぶこと
未来に期待するのではなく、すでに実現されているかどうかに注目してください。
「焦り」が出ると、”自分に都合の良い話”を信じたくなるもの。
ですが、それで条件に合わない会社に入ってしまったら、また転職活動を繰り返すことになります。
まとめ:未来に期待する転職は、ギャンブルだ
転職の目的は、今の悩みや不満を解消し、より良い環境で働くことのはずです。
そのため、「これから〇〇が整う予定」といった未来の話に依存する転職は避けるべきです。
今こそ、原点に立ち返って考えてみましょう。
「私はなぜ、転職をするのか?」
「何を変えたいのか?」
未来に期待するのではなく、いま確かに存在している”実績”を基準に判断することが、あなたの転職成功を確実に近づけます。